はじめに

「等身大パネルってよく見るけれど、実際どんなもの?」「どんな場面で役立つの?」——そんな疑問を持つ初心者の方向けに、基本から応用までわかりやすく解説します。この記事を読めば、等身大パネルの特徴や活用シーン、導入手順まで一通り把握できます。

等身大パネルとは

人物やキャラクターを“実物大”で印刷し、自立スタンドを付けて設置できる大型パネルのことです。

インパクトが強く、遠目からでも視認性が高いため、販促やイベント装飾に重宝されています。

アニメ・ゲームのイベントと相性◎

スポーツや選挙とも相性◎

基本仕様

サイズ

高さ150〜180 cmが一般的(データに合わせて自由カット可)

風景が印刷された、貼り合わせ発泡ボードのサイド

素材

厚紙ボード、発泡パネル(スチレン)、アルミ複合板など

大型の印刷機が印刷している様子

印刷方式

UVインクジェットが主流(フルカラー+耐候インク)

スタンド

紙スタンドが標準、屋外用に金属スタンドも選択可能

等身大パネルの主な特徴

目立つ+視覚効果が高い

人間と同じ大きさで訴求できるため、遠くからでも目を引く

カスタマイズ性◎

自由な形状カット+ロゴやテキスト追加でオリジナリティを演出

設置が簡単

折りたたみ式スタンドで工具なしでもすぐ自立

1枚から制作可能

小ロットOKの業者が多く、テスト導入もしやすい

コスパ◎

長期展示しても電源不要でランニングコストがかからない

活用シーン&メリット

HOCHIKIショールーム前に立つ女性の等身大パネル

店舗・ショールーム

  • 新商品PRやキャンペーン告知に最適
  • 人通りの多い入口付近で集客力アップ

出展:ホーチキ株式会社

風景が印刷された、貼り合わせ発泡ボードのサイド

展示会・イベントブース

  • 限られたブース面積でも大きな存在感
  • キャラクターやモデルの“等身大フォトスポット”としてSNS拡散を促進
志摩スペイン村の入り口に設置された、4人のアニメキャラクターの等身大パネル

写真撮影スポット

  • テーマパークや映画館で記念撮影用に設置
  • バックパネルと組み合わせて世界観を演出

出展:アニメの「聖地巡礼」…|産経新聞

風景が印刷された、貼り合わせ発泡ボードのサイド

推し活・個人利用

  • アイドルやVTuberのグッズとして自室に飾る
  • 誕生日・周年イベントでの撮影アイテムに

出展:【オタ活】推しとツーショ…FantageJam

制作から設置までの流れ

データの準備

 原寸300 dpi程度のAI/PSD/PDFで入稿
 輪郭カット用のカットラインを別レイヤーに配置(多くの業者でカットラインの作成も依頼可)

業者選定と見積もり

用途に合った素材・サイズ・数量を決定
屋外設置なら耐候ラミネート加工を依頼

色校正(任意)

重要案件はテスト印刷などを依頼し、色味を事前確認

印刷・加工

校了後3〜5営業日が目安(数量により変動)

納品・設置

折りたたみスタンドを展開し、自立させるだけ
壁を傷めたくない場合は両面テープやマジックテープで固定

導入前に押さえておきたい注意点

解像度の確認

画像の解像度不足は仕上がりの粗さにつながるため要注意

著作権・肖像権の確認

著作権・肖像権の確認は必須。権利者の許諾が取れているかチェック

設置場所の確認

設置場所の安全性を確保し、転倒防止の補強を施す

保管場所の確認

保管環境は高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所に

まとめ

等身大パネルは「大きなインパクト」「設置の手軽さ」「高いカスタマイズ性」が魅力の販促ツールです。店舗販促からイベント演出、個人の推し活まで幅広いシーンで活躍します。初心者の方でも、データ準備と設置ポイントを押さえればスムーズに導入できるので、ぜひ活用してみてください。