オリジナルTシャツを作りたいけど、「できるだけ安く」「小ロットで」「クオリティも妥協したくない」そんな人のために、オリジナルTシャツが格安で作れるネット印刷・制作サービスを徹底調査しました。今回は価格・納期・小ロット対応などの観点から、おすすめのサイトを比較・紹介します。なお、価格比較の基準として白無地Tシャツ(綿素材)の一般的なMサイズ片面プリントを施す場合の料金を目安としています。

オリジナルTシャツ制作サービス比較一覧

サービス名(運営会社)最小ロット価格納期送料特徴
ラクスル(ラクスル株式会社)1枚~460円約1週間~無料業界最安・送料無料
Up-T(丸井織物株式会社)1枚~975円即日出荷対応無料激安&送料も無料
TUQRU(ツクル)(株式会社MAW)1枚~1,261円最短4営業日~ネコポス275円~安価で多用途対応
オリジナルプリント.jp((株)イメージ・マジック)1枚~1,353円即日出荷対応500円(6,000円以上無料)アイテム数最多・即日可
TMIX(ティーミックス)(オリジナルラボ(株))1枚~2,739円即日出荷対応無料※条件有学割有・テンプレ豊富
ClubT(クラブティー)(株式会社ClubT)1枚~1,900円約4~10日216円(3枚以上無料)1枚から販売も可
RUB-LAB.(ラブラボ)(株式会社ラブ・ラボ)1枚~2,516円即日出荷対応400円~(3万円以上無料)大手25年・特急対応
タカハマライフアート(有限会社タカハマライフアート)1枚~2,484円当日出荷対応要問合せ(3万円以上無料)老舗・自社工場で特急可
WeTy(ウィーティー)((株)プラザクリエイト)1枚~1,600円約8営業日~500円(3万円以上無料)店舗対応◎初心者安心
Tplant(ティープラント)(株式会社橋場グランド社)1枚~1,152円最短2営業日~条件有(2万円以上無料)デザイン自由度トップ

※価格は記事調査時点の税込み目安です(白色・標準生地Tシャツの場合)。納期は最短目安で、注文内容や地域によって変動します。

用途別おすすめサービス

利用シーンや重視ポイント別に、おすすめのオリジナルTシャツ作成サービスを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の目的に合ったサービスを選びましょう。

とにかく安く作りたい人におすすめ

「できるだけ費用を抑えてオリジナルTシャツを作りたい!」という方には、価格重視の以下のサービスがおすすめです。特にラクスルUp-Tは1枚あたりの料金が非常に安く、例えばラクスルなら1枚わずか460円~という業界最安水準の価格で作成できます。また、100枚など大量注文時のコスト比較では、Tplantでは100枚で1枚あたり626円(税込)と破格の安さになるなど、注文数が増えるほど単価が安くなるサービスもあります。

ラクスル(ラクスル株式会社)

特徴

ネット印刷大手のラクスルが提供するプリントサービスで、業界最安級の価格が最大の魅力です。1枚から注文可能で、1枚あたり460円~と他社を圧倒する安さながら、Tシャツ本体代込みでこの価格を実現しています。さらに送料が全て無料なのも嬉しいポイントです。印刷方法はインクジェットとシルクスクリーンに対応しており、注文枚数が多い場合はシルクスクリーンでさらに単価を抑えることも可能です。安さ重視で選ぶならまず候補に挙がるサービスと言えるでしょう。

詳細
最小ロット価格1枚460円~(白Mサイズ、片面プリント)
納期約5~7日(注文内容により変動)
送料無料(全国一律)
入稿方法オンラインデザインツール、画像データ入稿、AI/PDF形式対応
支払方法クレジットカード、銀行振込、請求書後払い 等
公式サイトURL公式サイト:https://raksul.com/

Up-T(アップティー)(丸井織物株式会社)

特徴

石川県の老舗織物メーカーが運営するUp-Tは、激安価格と送料無料が売りのサービスです。インクジェットプリント専門で無駄なコストを削減し、1枚約2,000円~オリジナルTシャツが作成可能(条件次第では1枚975円~という超特価も)。当日出荷にも対応しており、「思い立ったらすぐ欲しい」というニーズにも応えます。送料も全注文無料なので、1枚だけの注文でも追加費用なく届けてもらえるのが魅力です。Webやアプリ上で簡単にデザインでき、初心者でも直感的に操作できます。

詳細
最小ロット価格1枚975円~(白Tシャツ、片面プリント)
納期即日出荷対応(通常約1週間)
送料無料(全国一律)
入稿方法Web上でデザイン作成、画像アップロード入稿対応(AIデータ可)
支払方法クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、代引き 等
公式サイトURL公式サイト:https://up-t.jp/

TUQRU(ツクル)(株式会社MAW)

特徴

ME-Qという大手オリジナルグッズサービスから派生した、アパレル特化の新サービスがTUQRUです。最新プリンターを導入し、高品質かつ低価格でオリジナルTシャツを提供しています。1枚から1,261円~とリーズナブルで、大量注文時には「まとめ割」でさらに割引が利くため、小ロットから大ロットまで幅広いニーズに対応可能です。人気のUnited AthleやPrintstarなど約9種類のTシャツブランドから本体を選べるのも特徴で、好みの生地やサイズで作成できます。プリント方法は基本はインクジェットですが、オプションでシルク印刷や刺繍にも対応しており、用途に応じた仕上がりを追求できます。

詳細
最小ロット価格1枚1,261円~(白Mサイズ、片面プリント)
納期最短4営業日で出荷(通常1週間程度)
送料ネコポス275円 / 宅配便500円~(地域・数量による)
入稿方法オンラインデザインエディタ、画像データ入稿(AI/PSD他対応)
支払方法クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、代引き 等
公式サイトURL公式サイト:https://tuqru.com/

小ロットで気軽に試したい人におすすめ

「まずは1枚から数枚程度で試してみたい」「デザイン作りも簡単にやりたい」という方には、小ロット注文に強い以下のサービスがおすすめです。オリジナルプリント.jpTMIXは1枚から気軽に注文でき、オンライン上でデザインを完結できるため初心者にも人気です。またClubTは自分でデザインしたTシャツを1枚から作れるだけでなく、そのままオンラインで販売までできるユニークなサービスです。

オリジナルプリント.jp(株式会社イメージ・マジック)

特徴

東証上場企業が運営するオリジナルプリント.jpは、取り扱いアイテム数業界No.1を誇る総合プリントサービスです。Tシャツはもちろん、トートバッグやマグカップなど1,200種類以上のグッズに対応しており、その中でTシャツも豊富なブランド・カラーから選べます。1枚からの小ロット注文OKで、最短翌日出荷などスピード対応も充実。サイト上のデザインツールで画像や文字をレイアウトしながらリアルタイムに料金確認ができるため、初心者でも予算調整しやすく安心です。完全データ入稿派にも嬉しい多彩なプリント方法と高い再現性を持ち、価格・納期・品質のバランスが取れた万能サービスといえます。

詳細
最小ロット価格1枚1,353円~(白M、インクジェット)
納期即日出荷対応(通常2~5営業日)
送料宅配便500円 / メール便250円(6,000円以上で無料)
入稿方法AI、PSD、JPEG、PNG、PDFなどで入稿可、オンラインデザインツール対応
支払方法クレジットカード、銀行振込、代引き、コンビニ(オンライン決済)、請求書払い 等
公式サイトURL公式サイト:https://originalprint.jp/

TMIX(ティーミックス)(オリジナルラボ株式会社)

特徴

制作実績30万件を超える大手のTMIXは、デザインテンプレートと迅速対応が強みです。部活・クラスTシャツなどの用途別に豊富なデザイン例や素材が用意されており、デザインに自信がない初心者でもテンプレを選ぶだけで簡単にクオリティの高いTシャツが作れます。1枚から注文可能ですが、特に**学生向け割引(学割)**や大量注文時の「ドンドン割」で大幅割引があるため、チームやクラスでまとめて作る場合にもお得です。東京・渋谷に実物サンプルが見られるショールームも構えており、仕上がりを確認してから注文したい人にも安心。最短当日出荷など納期対応力も高く、総合力のあるサービスです。

詳細
最小ロット価格1枚2,739円~(白M、インクジェット)
納期即日出荷対応(通常2~4営業日)
送料クレジット/振込の場合1枚から送料無料(代引き等は別途)
入稿方法オンラインデザインエディタ対応、AI・PSDデータ入稿可(Word/Excel不可)
支払方法クレジットカード、銀行振込、代引き、コンビニ支払い、NP後払い
公式サイトURL公式サイト:https://tmix.jp/

ClubT(クラブT)(株式会社ClubT)

特徴

ClubTは、自作デザインのTシャツを1枚から作成・販売できるドロップシッピング方式のサービスです。会員登録してデザイン画像をアップロードするだけで商品化でき、完成したTシャツを自分用に購入できるのはもちろん、サイト上で他の人に販売することも可能です。在庫リスク無しで誰でもTシャツデザイナーになれる仕組みで、現在までに数百万点以上の商品が登録されています。プリントは基本インクジェットで写真やイラストも綺麗に再現。趣味のグッズを少数作りたい人から、副業でオリジナルグッズを売りたいクリエイターまで、幅広い用途で活用されています。

詳細
最小ロット価格1枚1,900円~(白Tシャツ、インクジェット)
納期約4日~最長10日程度
送料メール便216円 / 宅配便540円(3点以上で無料)
入稿方法専用Webツールで画像・テキストをアップロードしてデザイン
支払方法クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込 等
公式サイトURL公式サイト:https://clubt.jp/

高品質で仕上がりにこだわりたい人におすすめ

「多少コストが上がっても発色や耐久性、仕上がりの丁寧さにこだわりたい」という方には、以下のような品質重視のサービスがおすすめです。RUB-LAB.(ラブラボ)やタカハマライフアートは長年の実績があり、大量プリントにも対応する本格派です。WeTyは店舗ネットワークを活かした対面相談が可能で、仕上がりを事前に確認できる安心感があります。Tplantは印刷専門会社が運営しており、デザイン再現性やプリント自由度でトップクラスの評価を受けています。

RUB-LAB.(ラブラボ)(株式会社ラブ・ラボ)

特徴

創業25年を迎える老舗で、学校や企業の大型注文も多く手掛ける業界大手ショップです。シルクスクリーン印刷による高品質プリントを得意とし、イベントTシャツやチームユニフォームなど大量注文で低単価を実現します(100枚以上で1枚@950円~)。一方、1枚だけの注文では版代が必要になるため割高になる傾向があるものの、最短2営業日の超特急仕上げやラッピング対応などサービスが非常に充実しています。ウェブ上でデザインシミュレーターを使った入稿も可能で、細かなデータ入稿が難しい初心者には専門スタッフがデザインサポートも行ってくれます。印刷箇所15ヶ所にも及ぶ自由度や豊富なアイテム展開で、仕上がりにとことんこだわりたい人に選ばれています。

詳細
最小ロット価格1枚2,516円~(※小ロット時は版代等で割高)
納期最短2営業日出荷(通常7営業日程度)
送料地域別400~1,650円(30,000円以上無料)
入稿方法AI、PSD、JPEG、PNG、PDF、手描き原稿まで対応、オンラインデザインツールあり
支払方法クレジットカード、銀行振込、代引き、コンビニ後払い、請求書後払い 等
公式サイトURL公式サイト:https://www.rub-lab.com/

タカハマライフアート(有限会社タカハマライフアート)

特徴

東京・葛飾区に拠点を置き、1998年創業の老舗オリジナルTシャツ工房です。プリント工程を自社内製化しているため、短納期低価格をモットーにしつつ、スタッフの知識も豊富で丁寧な対応が評判です。当日特急プランにも対応しており、イベント直前で納期が厳しいケースでも柔軟に相談できます。サイト上にデザインツールはありませんが、その分手厚いデザインサポートが用意されており、ロゴのトレースや色調補正など専門的なフォローも無料で行っています。プリント箇所は最大15ヶ所と業界最多クラスで、あらゆるレイアウトのデザインに応えられる技術力を持っています。資料請求サービスなども用意されており、仕上がりイメージをじっくり検討したい人にも最適です。

詳細
最小ロット価格1枚2,484円~(白Tシャツ、インクジェット)
納期当日出荷プラン有(通常4営業日程度)
送料要問い合わせ(30,000円以上の注文で送料無料)
入稿方法AI、PSD、PDF、JPEG、PNG、手描き原稿などに対応(オンラインデザインツールなし)
支払方法クレジットカード、銀行振込、代引き
公式サイトURL公式サイト:https://takahama428.com/

WeTy(ウィーティー)(株式会社プラザクリエイト)

特徴

写真プリント店「パレットプラザ」を全国展開する上場企業が運営する新興サービスで、全国約300店舗のリアル店舗ネットワークを活かした特徴的な提供形態です。ネットだけでは不安という初心者でも、店頭でスタッフと相談しながら注文できるため仕上がりの事前確認対面サポートを受けられる安心感があります。価格面でも中~大ロット注文で割引幅が大きく、クラブTシャツや企業ユニフォームなどまとまった枚数の制作にコストパフォーマンス良好です。オンライン上ではデザインツール非対応ですが、用途別テンプレートや手書き原稿からのデザイン起こしサービスがあり、データ制作が難しい場合も丁寧に対応してくれます。納期は基本8営業日と長めですが、その分品質管理を重視しており、仕上がりクオリティに定評があります。

詳細
最小ロット価格1枚1,600円~(白Tシャツ、インクジェット)
納期約8営業日(特急サービスなし)
送料全国一律500円(税込、30,000円以上無料)
入稿方法AI、PSD、PDFデータ入稿対応、手描き原稿可(オンラインデザイン非対応)
支払方法クレジットカード、代金引換
公式サイトURL公式サイト:https://www.wedentity.jp/

Tplant(ティープラント)(株式会社橋場グランド社)

特徴

大型インクジェットからシルクスクリーンまで幅広く手掛けるプリント専門企業が運営するTplantは、デザイン自由度の高さで突出したサービスです。胸・背中はもちろん袖や裾、タグ部分に至るまで1枚のTシャツに最大13箇所ものプリントを入れることが可能で、大判プリントにも対応。オンラインのデザインエディタも使いやすく、アップロードした画像を好きな位置・サイズで配置できるため、思い通りのレイアウトが実現します。料金は**1枚から1,152円~**と低価格で、50枚以上からは大幅なボリュームディスカウントも自動適用されます。最短2営業日という速さと品質を両立しており、初めてでも安心の電話サポートやデータ変換サービス(WordやExcelで作った案を入稿データ化するサポート等)も充実。デザインにこだわりたいクリエイターから信頼される優良ショップです。

詳細
最小ロット価格1枚1,152円~(白M、正面1箇所プリント)
納期最短2営業日発送(通常5営業日程度)
送料20,000円以上で送料無料(地域別送料あり)
入稿方法AI、PSD、TIFF、JPEG、PNG、PDF、EPS、手描き原稿など幅広く対応、オンラインデザイン〇
支払方法クレジットカード、銀行振込、代引き
公式サイトURL公式サイト:https://tplant848.com/

安いだけじゃない!サービス選びのチェックポイント

オリジナルTシャツ作成サービスを選ぶ際に注目したいポイントを紹介します。価格だけで飛びつくのではなく、以下のような点もチェックしておきましょう。

注文枚数とプリント方法に注目しよう

サービスによって、小ロット向きか大ロット向きかで真価を発揮する場面が異なります。例えばインクジェット印刷は版代が不要なので1枚から安く作れますが、大量枚数になると1枚あたりコストは割高です。一方、シルクスクリーン印刷は初回に版代がかかるものの枚数が増えるほど単価が安くなります。自分が作りたい枚数と、各サービスが得意とするプリント方式(インクジェット or シルク)を見極めて、最適なショップを選びましょう。

納期と送料の条件をチェック

急ぎで欲しい場合は納期対応が重要です。サービスによって最短即日出荷から通常1~2週間かかるものまで様々なので、注文前に確認しましょう。また送料も各社異なります。送料込みか別か、いくら以上の注文で無料になるか、といった条件で総額は変わります。特に1枚だけ作る場合は送料の有無が実質的な価格差に直結しますので、「〇〇円以上で送料無料」などの条件をしっかりチェックしてください。

デザイン入稿方法とサポート体制

自分でデザインデータを用意できるかどうかも選択のポイントです。IllustratorやPhotoshopのデータを入稿できるサービスなら凝ったデザインも思い通りにできますが、ソフトが使えない場合はオンライン上で作れるデザインツールテンプレートの充実度がカギになります。また、ショップによってはデザインサポートを行ってくれるところもあります。入稿データの不安がある方は、手描き原稿を清書してくれたりレイアウト調整をしてくれるサービスを選ぶと安心です。

Tシャツ本体の種類と品質も確認

プリントの品質だけでなく、Tシャツそのものの品質やバリエーションも大事です。各サービスで選べるTシャツのブランドや生地厚、カラー展開は異なります。ユナイテッドアスレ5.6オンスなど定番高品質Tシャツを扱っているか、ポリエステル生地のドライTシャツや大型サイズまで揃っているか、など自分の求める条件が揃っているか確認しましょう。特に発色にこだわるなら白ボディを選ぶ、大量洗濯するなら厚手生地が向いている等、用途に適したTシャツ選びも成功のポイントです。

まとめ

オリジナルTシャツを安く作れるサービスにもそれぞれ特徴があり、とにかく価格を抑えたいなら「ラクスル」や「Up-T」少部数で手軽に試すなら「オリジナルプリント.jp」や「TMIX」、**クオリティ重視なら「ラブラボ」や「タカハマライフアート」**といったように目的によっておすすめが変わります。本記事で比較した10社はいずれも信頼できるサービスですので、予算・納期・デザインの有無など自分の条件に合わせて選んでみてください。まずは気になったサービスの公式サイトでシミュレーションしてみると、具体的なイメージが掴みやすいですよ。お気に入りの1枚をぜひ手に入れてください!

よくある質問(FAQ)

Q1. オリジナルTシャツは本当に1枚から注文できますか?

A. はい、できます。紹介したサービスのほとんどは最低1枚から注文可能です。ただし、1枚だけ作る場合は印刷方法によって割高になるケースもあります。インクジェット印刷対応のサービスなら版代が不要なため1枚から安価に作れます。逆にシルクスクリーン専門の業者だと1枚でも版を作る費用がかかり高額になることがあります。各サービスの「最小ロット1枚からOK」の記載と、1枚注文時の価格を確認して選びましょう。

Q2. インクジェットプリントとシルクスクリーン印刷の違いは何ですか?

A. インクジェットプリントは家庭用プリンタのようにインクを直接布地に吹き付ける方式で、版を作らないため初期費用が安く、写真や多色デザインもそのまま表現できます。一方、シルクスクリーン印刷は色ごとに版を作りインクを刷り込む方式で、発色が鮮やかで耐久性が高いのが特徴です。ただし版代がかかるため、少枚数だと割高になります。少量ならインクジェット、大量注文ならシルクスクリーンが向いている、と覚えておくと良いでしょう。

Q3. プリントは洗濯しても落ちませんか?

A. 通常の使用ですぐに剥がれたり色落ちしたりすることはありません。インクジェットの場合もシルクスクリーンの場合も、各社とも専用のインクやプリント方法で耐洗濯性を確保しています。ただし、洗濯回数を重ねると徐々に色あせは生じます。長持ちさせるコツとして、プリント面を裏返してネットに入れて洗濯する・乾燥機は避けて陰干しする、といった方法がおすすめです。また厚手の生地や染料の種類によっても耐久性は変わりますので、気になる場合は事前にショップに問い合わせてみると安心です。

Q4. デザインデータはどんな形式で入稿できますか?

A. サービスによりますが、多くはJPEGやPNGなどの画像ファイルに対応しています。デザイナーの方でIllustratorやPhotoshopをお使いなら、AI形式やPSD形式、PDF形式で入稿できるところもあります。逆にWordやExcelといったオフィスソフトのファイルは受け付けないケースがほとんどです。ただし、Wordや手描きで作ったラフ案しかない場合でも「入稿データ変換サービス」を行ってくれるショップ(例:Tplantやタカハマライフアート)もありますので、デザインデータ作成に不安がある場合はそうしたサポートがある業者を選ぶと良いでしょう。

Q5. Tシャツの色やサイズは自由に選べますか?

A. はい、各サービスとも多数の色・サイズ展開があります。たとえば定番のホワイトやブラックはもちろん、業者によっては10色以上のカラーバリエーションから選べます。サイズもキッズサイズ(100cm程度)からXXLやそれ以上まで対応していることが多いです。ただし、色やサイズによって在庫状況や取り扱いが異なる場合があるので注意しましょう。特に濃色Tシャツにインクジェット印刷する場合、下地処理(白インク)が必要で追加料金になるケースもあります。希望の色・サイズがある場合は、注文時に選択できるか必ず確認してください。